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2010.07.05 (Mon)

今春から夏にかけて

大変ご無沙汰しておりました。

わかさぎ以降、実は北海道へは出張をかねてちょこちょこ釣りにいってました。あまり思うような成果もなかったので更新には二の足を踏んでおりましたが、とりあえず今年上期のまとめとして。

4月10日
道南本流

昨年1匹太いアメマスがあがったので、今年もと思いいってきました。結果、30cmぐらいのが流し終わりに1匹でただけ。あとは興奮するようなボイルも無く。水の色はいい感じだけれども、強風と雨後の増水に悩まされる。少しポイント開拓が必要に思ったのと、増水時バックがとれない場所ではオーバーヘッドの限界を感じた。途中よくわからないままに14F8番のロッドでスカジットライン500grをのせて振ってみたが、どうにもうまくいかない。というか釣りにならない。イメージトレーニングだけはばっちりなんだけどなあ。うまくいかないと、竿とラインのせいにしたくなった。


5月9日10日
猿払川

前週に友人が釣りにいって、4日間で1匹、泥にごりと聞いていたが、やはり状況は好転せず。ボイルらしきものはほぼ無い。河口部もルアーマン1匹のみ。16Fぐらいの長い竿でスペイキャスティングをしている人がいた。すごい飛距離を風の中だしていて、しっかりと釣りをしている。やっぱり自分の腕が悪いのだと結論をだし撤収。まだオーバーヘッドのほうが快適に釣りができる。


6月12日13日
阿寒湖

家族旅行をかねて。渡船場目の前のホテル。夕方ホテルについたものの、1時間ぐらいのために入漁券を買うのが惜しいので、部屋からホテル前でつりをしている人をみてたら、帰ろうとしてピックアップしようとしたフライに猛然と襲い掛かる大きな魚が。つりをしていた方は当然気づかず、もったいないと思った。うずうずして結局キャスティング練習へ。14f8番に話題のデルタシューティングヘッドFをのせて練習。これ、思いっきり軽い。ロールキャストを繰り返し練習。たまにラインを足元にたたんで投げる。これ、しっかり竿に乗ると驚くほど飛ぶ。しかもテーパーがしっかりついているヘッドのためか、ターンオーバーがしっかりする。しかしながら、10m以上あるヘッドだと、足元までリトリーブするのに難有りか。あとは自分の工夫次第といったところでしょうか。結局つれず、次の日島へ渡る。
朝一勝負の渡船、昨年のような思いはできず。シングルハンドでオーバーヘッドキャストをすると、岸際の葦にバックキャストでひっかかる。ライズはあれども、それ以上のユスリカのハッチでドライにはとても出ないような状況。そこでビーズヘッドオリーブマラブー8番でシューティングスペイを練習。釣り場で練習するとわかりますが、なかなかつりにならない。静かなアプローチがへたくそな自分には難しく。しかしながら、偶然にも40cm弱のが1匹かかった。ようやくシューティングスペイで1匹。釣ったというよりもつれたという感じなのが悔しい。もっと飛距離をだすこと、足元の水面を波立てないようにする工夫が必要なこと、狙うポイントを定めて釣りをすることなど、反省点しきりであった。もっと練習しなくちゃと思う一方、やっぱり竿がほしいと思った。多分竿のせいだ、ということにしたい。


7月1日
尻別川本流

結局竿を買ってしまった。6万円の竿をヤフオクで4万円で。中古で旧モデルだけれども、とてもほしかったK-BULLET14f8番。これに乗せるラインを色々考えたけれど、デルタシューティングヘッドはどうやら重いフライを引っこ抜いたり、フロントヘビーなシステムには向いていないみたい。そこでエアフロのショートスカジット540gr(8.4m)を購入。ティップはT-14を2mカット。リーダーは9fぐらい。近くの公園池にて練習。これ、今までがいったいなんだったのか、というぐらいスムースです。ラインが短いので取り回しが楽なこと。ロッドの反発力が強いので、タイミングがあうと、ロールキャストだけで20mぐらいとぶことなど。ただ、いかんせんヘッドが短いためか、オーバーターンしてここ一番飛距離はでない。すぐにループがほどけてしまう感触。まあ、これについては自分の技術で修正すべきところでしょうか。
当日は右岸から攻める。ダブルスペイという形でキャスト。体の左にラインを引っこ抜いて、右側にもってきてロールキャスト。一度たたむと飛距離がでる。しかしどうしても竿1本分のバックスペースが必要になるので、場所によっては若干のストレスあり。しかしながら、ヘッドとリーダーで10m、ランニングラインで竿先から2本分ぐらいと、合計20m先のポイントをコンスタントに探ることができた。ゆっくりと釣り下りながら練習をしていく。変化のあったところで若干のアタリ。ラインを打ち返そうとして手前にたたんでいるときに足元で1匹。これは結局ばれたけれど、30cmぐらいのニジマスだったようだ。その後、サクラマスらしき魚が跳ねたり、ヘッドアンドテイルでライズするところがあった。自分のラインが流れているちょうど横をライズしたときなど大興奮。ここのポイントだけ魚の気配が濃厚で、期待感をもって釣り下る。キャストもそこそこ釣りになる形になってきたし。やっぱり本流用のシステムを検討した価値はありました。その後、「ゴンゴンッ」という本流あたりが一度あった。しかしながらアタリがあってもなかなかかからないのが本流。だんだん落ち着いてきて、キャスト後タバコに火をつける。・・・・・こんなときにまさかね・・・・ってキターーー!!!!!!
左手に抱えていた竿。アタリだけでなく、魚が首を振るドヨンドヨンという動きが伝わってくる。間違いなくデカイサイズだ。相当重い。あわてず、寄せつつ、休ませず。水面に平行に竿を傾け、いつでもジャンプしてもいいように。寄せてくるうちに背びれと尾びれが見えた。あ?!桜?ううーーーん、微妙。でもどうしてもあげたい。悩んで練習しての釣りだから。シューティングスペイでの初の大物。スイングに入るところでの一匹は気分的にも非常に気持ちがいい。どうしてもあげたい一心で。
なんとか手前によせてすくいあげると、やっぱり桜だった。58cm。北海道ではつれて自慢することなどできない魚だけど、釣り方、竿、ライン、フライをすべて新しい形で釣り上げた記念すべき魚。なんとも言えない充実感。結局一日スペイで通した。もうオーバーヘッドへは戻れないだろう。新しい釣りへの期待。とにかく面白いんだから。

備忘録

竿:K-BULLET SD#8 14f
ライン:エアフロ スカジットコンパクト 540gr
ティップ:T14 2m リーダー9f
ランニングライン:磯用モノフィラライン
ヒットフライ:オリジナルセッジパターン(ウィング:ピーコックウィング、ボディ:ミラージュ、ハックル:グリズリーコックネック、スロート:パートリッジ、フック7989#8)


最近の自作フライへの感想

例えば、パートリッジやグリズリーハックルなどの縞々斑模様というのはとても鱒に効くみたい。また、マラブーやオーストリッチなどの揺らめきも場合によって魚を誘うのでしょう。斑模様というのはハックルに限ったことではなく、ピーコックウィングなどの模様がセッジに見えたり、パーマークに見えたりするのかも。ときにピーコックソードなどは、水中でのきらめき感が昆虫感あふれるものになる。オレンジや赤のワンポイントが抜群にアピールすることもあったりね。ダンケルドなんかは、何でこればっかり釣れるんだろうという不思議な効果があったりする。そんな様々を組み合わせることや、既存のパターンのアレンジに生かすと、急にタイイングが面白くなる。また、有名なパターンほどマテリアルの柔らかさや動きなどの特性をうまく利用してたり、水中での存在感が本物以上にリアルだったりする。
色々自分で考えたりするのが今はとても楽しい。たいしたフライではないけれど、ただ単純にパターンブックを模倣する世界から、一足踏み出た気分になれたように思う。


今後の予定

7月11日12日で十勝川か尻別川、8月お盆すぎに知床羅臼を予定。
どちらも天気次第。晴れるといいなあ。
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