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2012.05.21 (Mon)

Spey flies

 うちの娘達も4年生と2年生。一緒に遊びにいくには今が一番とよく言われます。そしてそのうち相手にされなくなるよ・・・・と。

 興味があるうちに浜益の鱒釣り堀に二人を連れていった。
 ロールキャストだけだけれど、上の子は自力で一匹かけた。あの渋いのをよく合わせられたものだと感心。下の子はラインが絡まってばかりで早々に飽きた。しかも魚がかかった竿を渡そうとしたら、「怖い!」とのたまった。まあ、3番ロッドで40cmのニジマスはきつかったと思うけれど、無事ランディングを終えたときには満足した様子?
 「私は釣りよりも作るのがすきなの。」
と個性を主張していた2年生。

 フライの楽しみとして、フライを自作する楽しみ、キャストする楽しみ、釣りをする楽しみというのがよくあげられる。
 周囲にフライをやる人がいなかったのもあり、自分一人で始めたころは、満足にフライも巻けず、キャストどころかラインが絡んで木々の枝と格闘し、釣りどころでなかったことを思い出す。それでもこの3つの楽しみについて一つ一つスキルアップするにつれて、釣れる場所も魚も増えていった。そしてダブルハンドのオーバーヘッドキャストからスペイキャストへと移行したのが2年前。確実に釣れる場所も広がり、魚のサイズも大きくなった。習得を目指すキャストの種類も多く、釣り場に即した実践的キャストの練習は課題にことかかず楽しいことこの上ない。まあ、釣れる魚の数は減少しているのだけれども。

 もちろん釣りは好きだけれど、下の娘と同じく3つの中では下手なタイイングが一番好きかもしれない。特に雑誌に出ている指定マテリアルやレシピに惑わされなくなってからはワンメイクのフライが増殖中。ゲテモノのようなフライから超お手軽フライまで。自分の中で起きた変化というか、あまり指定のマテリアルにとらわれることよりも、実際に釣り場でどのように泳ぐのかを想像するとわくわくする。しかし、8割方失敗します。120%の信頼をして流すことができないことも。すると、古典回帰というか、クラシカルな方面へと向かってしまう。やっぱり歴史と実績のある有名パターンというのは何かがあるのでしょう。
 フルドレスのサーモンフライは眺めるのはいいけれど、ファイバー一本にこだわって高いお金をかけるほどには財力にゆとりがないため、後年の楽しみにとっておくことにして、実践的で世界中のスペイ釣り師を惹きつけてきたであろうスペイフライはどうだろうか。以前はスペイフライというと、Black Kingぐらいしかしらず、こんなのでエビのイミテーション?!ぐらいにしか思っていなかった。
 あるときに伺った店舗で紹介されたBlack Kingのバリエーション。それを参考に適当につくった6番のサーモンフックに巻いたブロンズマラードウィングのフライ。当時はマテリアルもそろわず本当に適当に巻いた。ボディハックルなんてコックハックルだったし。そして巻いたことすらも忘れていた7月の阿寒湖で、何の気なしに桟橋から投げていたら、ググンときた。首をふり、縦横無尽に走り回り、桟橋の橋下に回り込み、ついにはぶっちぎっていったあいつ。サクラかもしれないし、ニジマスかもしれない。できそこないのスペイフライとともに去って行ってしまった。当時はダブルハンドすらもっていなかったのだけれど、こんな経験をしてしまったら当然のごとくスペイスペイとつぶやく毎日に突入。そこの店主に騙されたのか(?)、3/0のフックにシルクガットまで。当然ジャングルコックのケープやらブロンズマラードの大量購入やら。パートリッジって一体何種類のフックがあるんだ?と散財しつくした。ここだけの話、結局釣れたのは何もしらないで作った最初の1本だけ。本当は釣れるパターンのはずだろうけれども、実際の釣り方が追い付かず、実践を伴わないタイイングだったためか、釣り場に持ち込むと現場とフライのギャップにおののいて玉砕。こんな頭の中の妄想のためにどれだけのマラードをゴミとしたことでしょうか。
 
 そんな妄想をヒートアップさせた当時の参考書はこれ。



 名著だと思う。スペイフライのみならずディーフライの紹介まで。ブラックキングのバリエーションやレディキャロラインのオリジナルパターンレシピの考察など。さまざまなオリジナルと思われるフライパターン。なによりスティールヘッドを対象と想定としているだろうことがいい。フェザーひとつとっても特性や巻き方、はては巻く方向まで示している。どれが正しいというのではなく、こうするやり方もあるよ、という感じ。ディーフライのウィングの付け方を紹介している和書なんてないんじゃないだろうか?Glassoパターンとかフェザーウィングの可能性に痺れてしまいます。フライパターン、とくに本流フライのうんちくを見事に自分に対して蓄積させてくれた本。ちなみに、全然英文読めませんでした。

 その中で詳細な解説があるのが、ブロンズマラードの取り付け。この本を読むまでは一体何が正しいのだろうか?と一人迷っていたら、全部正しかった(笑)。垂直方向へ2枚一緒に取り付ける、垂直方向へ1枚ずつ取り付ける、水平方向に取り付ける。大まかにいってこの3種類だったかな?写真の解説は本当に親切。ただ、英語の解説だけでは、本当に巻けるのね。と感心するだけだったけれども。解説部分の知らない単語を調べてみるとattachとか単に取り付けるぐらいの意味しかないことに気がついて落胆したことだけは覚えている。こういうのは読むより見たほうがいいんだよなあとしみじみ。当時はどうしてもVerticalに巻けず、無理無理Horizontalに巻いていた。本当はVerticalのほうが好き。しかも、大きなサイズにしか巻けなかった。1/0とか北海道ではなかなか使えないし、投げれなかった。投げたときにはハックルが厚すぎたのかひっくり返ってみたり。流した瞬間ウィングが木端微塵になったり。以来、ブロンズマラードの取り付けが綺麗なフライを見ると本当に感心してしまう。誰か目の前でタイイングを実演してくれないかなあと切望したもの。

 そんな切望も忘れかけていたころ、今年の本流ハイシーズンを目の前に、鮭稚魚フライのオリジナルパターン作成にことごとく失敗する中、スペイフライ熱が再燃した。daiichiの2050で7番サイズだとどうだろうか。これだといつものウーリーバガーのサイズにかなり近くなる。なんといってもあのブロンズマラードの柄と色を実践で使ってみたい。そんな思いでネットを検索していたらついに見つけてしまった。

Tying the Purple Spey (Steelhead Fly) by Davie McPhail

Davieさんありがとう。長年の疑問がすべてこの動画によって氷解した。自分なりの疑問点としては、ファイバーの向き、合わせ方、留め方。おかげさまでVerticalもHorizontalもできるようになりました。細部はまだまだ下手ですけれど、ようやく実践で使いたくなるようなフライを巻くことができるようになった。本と写真、実践と失敗、そしてこの動画で得たちょっとしたコツ。それを包み隠さず公開している一流のタイヤーの実演が見られるなんて、インターネットって本当に凄いと感じずにいられなかった。おかげで大きめのブロンズマラードワンペアからだと4本ぐらいは楽に作れるようになった。

DSC_0459.jpg

 
正直たいして綺麗なフライでもないと思うので写真を載せるのが恥ずかしいぐらい。それでもひとつ乗り越えられた気分で 出来上がったフライをニヤニヤ眺める気持ち悪い毎日。
 早く泳がせてみたいものです。
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21:25  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

2012.05.07 (Mon)

Casting

雪代による増水とともに春の釣りの終わりを迎える北海道の川。雪代の収まるころには初夏の釣りになることだろう。
それまで川は一休み。
なので湖へ行ってきた。

自分にとっていつまでも憧れの場所であり続ける支笏湖。
大人になって初めて自分一人で車を運転してでかけた釣り場。もう15年以上前のこと。
わけもわからずひたすらスプーンを投げるために毎週通いつづけた。
あるとき、突然にアメマスの群れが岸寄りしていて釣れまくった。今振り返ると初夏の子雨の岸よりなんだけれど、どんな場所でも魚でも、はじめて釣れた時というのは嬉しいもの。
なにも知らない自分が一人で模索してルアーでも釣れたという感動があった。

一人でコソコソ調べて釣りを実践するというのは、そのときの体験があったからかもしれない。それからだんだんと大きな魚を求めて遠出するようになった。支笏湖は自分には釣れないと決めつけて、ひたすらパラダイスを探し続けた。たまに思い出したように出かけたけれども、遠くのライズをみやっては、あのライズはとれないとあきらめる自分。

そう、じつは支笏湖で30cmを超える魚をつったことがない。

何年やっても上達しない運だけの釣りなので、当たり前と言えば当たり前。
それでもいつかはいい魚が釣れるんじゃないかと、川の増水を嫌って日曜日に昼から行ってみた。

Casting

こんな前置きがあったら、さぞ大きな魚が釣れたんだろうかと想像させてしまうけれども、支笏湖で釣りをされた方ならわかるはず。ピクリともしなかった。それでも、自分のキャストの範囲内に3回ほどライズがあった。この時期に魚の気配を感じれただけでもよかったとしよう。3回目のは相当大きかったんだけれども。

そのライズがキャストの範囲内というのが今回の収穫。ちょっとした岩に登って3MのAtlantic Salmon Int 8/9を振ると、30mぐらいはどうにかなるということ。かなり最初はてこずったけれども、上手をあまり動かさないようにとくにシュート時に力んで下げないようにすること、固めの先調子の竿なのでコンパクトに軽くパンとはじくだけで驚くほど飛んでいく。向かい風を切り裂くような力強いループがほしいのだけれども、力んで得られるのは力のないワイドな糸の塊だけだったから、ひとつのやり方としては正しいのかもしれない。

まだまだキャストは安定しないけれど、この調子で通い続けたなら、いつかはあの大きいのが釣れるんじゃないかと妄想してしまう。そしてそんな妄想を実現することなく、また他の場所へと向かう軟弱な意志薄弱の自分。
次回訪れるときはいいのが釣れるといいのだけれど。
22:08  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

2012.05.03 (Thu)

Hurry up

別寒辺牛川へいってきた。

自分の釣りの満足度、どうやったら自分は満足するのだろうか。ただ大きい魚を、より多くの数を、釣ればいいというものではないのは確か。頭の毛の薄さの変化とともにだんだんと釣りに対する価値観も変わってきたようだ。

以前、雑誌でみたあの風景に立ってみたいというのがあった。
10年以上前に無理をしていった新婚旅行でのNZがまさしくそうだった。あの雑誌の人にガイドをしてもらって、何度も夢見続けた風景で釣りをできたこと。たまたま大きな魚が釣れて、自分の心に一生残る思い出になった。当時は大きな魚を釣ることしか考えていなかったし、満足度なんて考えたこともなかったけれど、そこで釣れた魚に微妙な違和感を覚えた。あまりいいたとえではないかもしれないけれど、釣り堀で大きな鱒を釣ったような感覚。決してNZでの釣りを馬鹿にしているわけではないし、機会をつくってまた行ってみたいと思っている。また、釣り堀も嫌いじゃない。ゲーム性が高くて驚くようなファイトをする魚もいる。その当時は違和感の正体がなんでかはわからず、そして無性に北海道の川と緑が恋しくなったことだけは覚えている。

満足の源泉として考えられるのは、”自分で求めて探しあてる喜び”かもしれない。
可能な限りの事前調査(とはいってもネット社会ではキーボードをたたくだけですけど)で大まかなポイントの把握。地図をみて(これもネット)、たどり着いた時の裏切られ感。水が濁っているときもあれば、まったく別のポイントをさまよったこともある。藪こぎで毛虫だらけになってみたり。そんな中、一匹でも釣れたときの喜びといったら格別なものがある。そんなちょっとした冒険を昨年体験した。基本軟弱な釣り師の自分が少しだけ変化することができた。もっといろいろな場所にいってみようと。

そして今年も初めての場所へ。あこがれのアメマスの聖地へ。
この風景にどれだけあこがれたことか。
DSC_0447.jpg

もう竿だしただけで入れ食いとか想像していました。
しかし現実は厳しい。
人はいっぱいいるのだけれど、ポイントがわからない。
車を止めたあたりはルアーの人が多いみたい。
ちょうど朝は満潮に向かう時間。立ちこもうとして一歩足を踏み入れてあまりの深さに驚き撤退。

すこしばかり移動。この移動がなかなかやっかい。丹頂が巣をつくるような湿原をあるくものだから、突然ふかくなったり、足をとられたりする。おかげで湿地帯のど真ん中で派手にやらかして、体全体で湿原を味あわせていただいた。

移動した先ではお隣さんがぼちぼちあげているので相当やる気になったけれど、自分には反応がない。そしてまた隣に入った人には連発であがったり。風がそこそこある中で不安定で下手なキャスト。どうやら自分には厳しい環境のようです。水も増えてきたので一度陸にあがってみた。
お隣さんに話を伺うと。
どうやら干潮時がいいらしい。タイミングがあうとよく釣れるとのこと。また、満潮時のため地形がわかりづらいけれども、一度深くなったあとまた浅くなるらしい。湿原の流れなのでチャートリュースがいいよとアドバイスをうけてフライを譲っていただいた。感謝。

よくよく観察してみると、フライの人は基本下流域。
家族旅行ついでなのであまり遠くにはいかないようにしていたのだけれど、もっと下にいかなければ。
潮もとまって厳しい状況だけれども、9時にはあがらなければならない。どうにか静かに釣れそうなところまで下っていって、チャートリュース系の娘バガーを結ぶ。

立ちこまずに岸からキャスト。なんと一投目で40弱ぐらいのが釣れた。
そしてその後50ジャストぐらいのが釣れた。
DSC_0450.jpg
真ん中ぐらいで水草をよくひっかけるのもあるけれどあまり遠くまで届かなくてもきた。
ただししっかりとターンオーバーしないといけなかった。
あとはライン回収中に足元で40ぐらいのが一匹。釣れる時は連発。そしてそのあとぱったりとあたりは止んだ。
多分、条件があうと、凄い勢いでつれるのだろうなあ、と思いつつ9時を迎える。
急いで宿に戻らなきゃ。ずいぶん車から離れている。

あわてて線路を歩きつつも、後ろが気になる。まさか、電車はこないよね・・・・・、ってきてしまった。
DSC_0448.jpg

あわてて脇によける。
途中家内から電話も入った。
自分が釣りをするにあたって大事にしているだろうもう一つのこと。家族の満足。これに失敗すると釣り自体が楽しくなくなってしまう。線路の上で早歩きする自分になんだか笑ってしまった。
正直十分な釣りはできなかったけれど、あちこち探索をして、自分なりに満足のいく魚と遊ぶことができた。
もし次回行くことがあったなら、今回見当をつけたポイントで一日中竿をふることでしょう。
その楽しみはまた来年ということで。
00:32  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)
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