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2011.07.10 (Sun)

十勝の空

深夜眠い目をこすりながら峠を越える。
徹夜明けでも一日釣りをすることができるし、土曜日目いっぱい遊んでも日曜日に家族サービスをするとバランスもとれるようだ。こればかりは聞いてみないとわからないけれど、ちょっと聞けない。

峠を越えたあたりでコンビニに立ち寄ったとき、Yunさんを見かけた。
正直声をかけるかまよったけれど、いつもblogを拝見させていただいていて、こちらはとても親しみをかんじていたもので。yusukeです、と声をかけたら気づいてもらえたのが嬉しかった。
つい先週いい釣りができたことを話してしまう。気さくにお話していただいたことに感謝しております。

P7090014.jpg


分かれて向かった先は先週と同じポイント。地図から少しでもブッシュの少ないルートを探す。
一度探索したところを別のところから入るも、藪こぎらしいものもすることなく、無事先週のポイント到着。
ついたときには薄暗くてよくわからなかった。いや、頭の中で思い込んでいたのだろう。
なんと茶濁り。なんてことだ。先週と同じ水位だからといって、濁りまでが同じとは限らない。それでも気を取り直して先週と同じように。ただ、ドロッパーは黒いフライにしてみた。
30cmに満たないサイズが何匹か。しつこくしたまで流したけれど、途中からはノーリアクション。第2ポイントでは無反応。まあ、この濁りのせいもあってか、黒いフライにも反応があったことを収穫としよう。そもそもこんな濁りで魚が出たこと自体が不思議。気持ちは萎えたけれど、次に目をつけておいたポイントへ車で移動。

またブッシュを漕ぐ。途中できた小さな合流点を丁寧にさぐるとホウライマスやら虹鱒やらがでるけれど、サイズがいまいち。もっと大きいのを求めて下っていくと、大きなL字になったいかにもという淵にでた。流れが速くてなかなかうまく流せなかったのもあるが、魚はでなかった。その上流におおきく移動する。きっといい瀬だろうと思って移動するも、ここぞというポイントではノーリアクション。流し終わったあたりでダウン。つい空を見上げる。
P7090018.jpg

川岸に寝転んで見上げた十勝の夏の空。
気が緩みついうとうとしてしまう。

その後どうしてもきれいな水の中で魚をみたくて山の中へ移動した。

P7090022.jpg

ニンフを咥えた30cmぐらいの魚だったけれど、透明な水と苔むした石とがとても貴重に感じた。
いい魚だった。

久しぶりの3番ロッドとニンフでのつりはとても新鮮だったけれど、なぜか満足できなかった。
ここぞというポイントの開拓。いかにも大きな魚が潜んでいそうな場所、腿にうける本流の流れ、まだまだ満足とはいえないキャストの習得、ラインの扱い、強い流れの中ひったくるようなアタリ。そのどれもがここにはなかった。

本流中毒となったらしい。
また行こう。
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23:03  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

2011.07.05 (Tue)

メモリアルフィッシュ③

【BGM:12 Etudes Op.8-8 Scriabin】

大きな魚を取り込み寸前でばらしてしまう。なんてことだ!
天を仰ぎかけた瞬間、魚が浅瀬で動かなくなっていた。何も考えることなんてできない。竿をほおりだして魚に向かってダッシュ。気づいたら岸に魚をほうりあげていた。

今振り返ると相当乱暴だったことを反省。
しかし魚は無事だった。

DSC_0231.jpg

顔が小さいためか写真でみると小さくみえるけれど、サイズを測ったら51cmあった。

DSC_0236.jpg

完璧なプロポーションと大きくはった鰭、太い尾。

DSC_0239.jpg

魚のダメージが相当気になった。ゆっくりと顔を上流に向けるとなんとか体力を取り戻したようだ。ゆっくりと体を動かし流心にむかっていった。あの強い流れの中でまだ定位している。どうやら無事なようだ。その後深みへと消えていった。

体中の力が抜けてしまった。
最後にこんな魚に出会えるなんて想像もしていなかった。

DSC_0244.jpg

もうウグイフライだなんて呼ぶのはやめよう。今回の魚に敬意を表してNo.51とでもしておこうか。シルバーセッジというにはあちこち改良を加えてマテリアルも変更しているのでお許しください。何度もへこたれそうになった自分に勇気を与えてくれた沢田氏の本流釣りの世界がわずかながらでも垣間見られたような気がした。本流のコンディション、時期、雄大な自然。最高のフッキング位置と魚をいなすのに手ごろな場所。外れても動かなかった魚。すべてが奇跡的にかみ合って得られた魚だった。まだまだ自分の釣りに課題は多いし、探るのに時間がかかるだろうポイントはたくさん残っている。また本流へ行こう。今日の釣りに満足してまた次回を思う。

DSC_0243.jpg
00:09  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2011.07.04 (Mon)

メモリアルフィッシュ②

【BGM:Etude Op.25-1 F.Chopin】

ここのところ思うようなキャストができなかったり、狙ったように魚がでなかったためか、大してない自信も揺らぎ始めていた。今日に限ってはすっかりと魚を追い求める本来の姿へ戻った気分。場所自体は大きいのだけれど、大きく蛇行して分流している流れは20mもキャストできれば十分。逆に小さなポイントを岸際からしっかり釣る必要から、スイッチロッドが大活躍。あばれ川で岸につみあがる流木と広大な川原と押しの強い流れは、ビデオでみた北米の流れを想起させるのに十分だ。何か行動を起こそうというとき、自分の置かれている状況をより豊かにとらえることができたなら、一気に幸福感も増大する。今ここにたっている自分はとても幸せだった。

期待感をもって藪をこいででた場所は、上流から目星をつけておいたポイントからちょっと上流だったけれども、下っていくのには問題ない深さで助かった。

DSC_0241.jpg

早瀬から右にカーブして続く流れは、深さも強さも大きさも今日一番のポイント。全体を舐めるように流してみたくなる流れ。ここもたぶん岸際が掘れているだろう。流れが強くなっている対岸の岸際よりは、強い流れからちょっと外れた瞬間から岸際までが勝負ではないか。フライも変えずに徐々にラインを伸ばしていく。
すぐにヒット。15cmぐらいのから30cmぐらいのまで、狙ったところで面白いぐらい釣れてくる。たぶんこの水色になったのは最近だろうし、意外と入りづらいポイントでこの流れを自分と同じシステムでしつこく流した釣り人は今日はいないだろう。強い流れをまたいで緩流帯をしつこく流すのにスカジットラインのシステムは都合がいい。重いシンクティップを軸になんども繰り返すメンディング。確信ポイントを通り過ぎるたびに魚は針をくわえる。ドン、ときて、これはすごい魚だとおもいきや、15cmぐらいのだったり、30cmに満たない魚が大きく身をくねらせて目いっぱいジャンプしたときには、川の流れの強さも後押しして驚くほどの強さだ。今日のシステムと狙ったポイント、魚のつき場と流し方がこれほどぴったりきたことはいままでにないぐらいだ。
瀬頭から中ぐらいまでは面白いように魚がでたのだけれど、後半半分の開きについてはほとんど魚がでなかった。どうも瀬の途中みかけた水中に沈む流木の陰で魚はたまっていたのかもしれない。ただ、今日の魚のポイントは掴めた。もう一つしたの中洲のポイントへ行ってみよう。

二つに分かれる流れはどちらも同じぐらい。右のほうが複雑で深い流れ。先に左の早瀬を流すも無反応。次に中州から右側の流れを釣ってみる。何度もフライをくわえるショートバイトがあった。最後には30そこそこの魚が大きくジャンプして針をはずす。まあ、ウェットで今日ぐらい魚がつれたこともないので、多少のバレにはおおらかになっていた。それよりも狙いすましたように釣れること。疲れきった自分をナチュラルハイにさせるには十分だった。
もうひとつ下のポイントへ行くにはちょっと流れがきつい。また牧草地を藪漕ぎしていくのはどうだろう。この右側の流れを右岸側から最後に流して終わりとするか。

DSC_0240.jpg


一度中州側から流したせいか、反応は鈍い。それでも何度か針をくわえるアタリがある。さっきジャンプされて針がはずれてしまった30ぐらいのやつでないかなあ、と、中洲の終わり、次の流れにぶつかるあたり。流れがよれているところ、なんとなく何度かメンディングをくりかえしていたら、突然大きく竿がひきこまれて、大きな水柱がたった。
ドッパーン、とはねたかと思いきや、もう一度はねてそのままテールウォーク。このサイズではじめてみたのだけれど、ダバダバダバと身をくねらせて岸際にむかってジャンプする。なんだこれ。もうパニック状態。恐ろしい強さ。1m以上の高さのジャンプ。またはねた。ここで針が外れなかったのは奇跡だ。ジャンプを繰り返した後で、竿先を水面に傾けテンションを保つことに気づく。ジャンプはさせないぞという強い意思。その後自分に向かってくる魚を前に後ずさりしてテンションを保つ。このときラインをリールにまきとろうとするも、ランニングラインがキンクして絡まっている!あせるな、あせるな、走るんじゃないぞ、一気に走って下流の合流点より下にいかれたら終わりだ。ぜったいに獲りたい。でもここで思いっきり走られたら終わりだ。まだもつれているランニングライン。偶然魚は目の前で動きをとめた。よし、いまがチャンス。今のうちにこの結び目をどうにかしなきゃ。ほどなく無事ほどけた結び目。ラインをリールに回収。もう魚はほんと目の前。なんどか走り出そうとするも、都度そのまま岸際をあるいて魚のダッシュをいなす。無理して押さえつけようとすると、もっと力強く走り出すだろうから。運のいいことに岸が大きくひらけていて、魚の動きに追随して自分も動くことができる。非常に重い魚だ。とまったときにちょっとテンションをかけると動き出す。強すぎず深すぎない分流した流れを魚が何度も行き来する。浮上してきたときにみせた口の左側、最高の位置にサーモンフックの6番に巻いたウグイフライが掛かっている。ああ、だから外れないのかと一安心。ここでランディングを考えたが、あまり深くたちこめないことから、このまま岸際にずりあげようかと判断した。たぶん大丈夫だろう。疲れた魚にゆっくりと強くテンションをかけて誘導する。一度は流れに戻られたけれど、もうだいぶ弱ってきている。さあ、そろそろいいだろう。次で勝負。

「あ!」

ちょうど岸際にきたときに針がはずれた。




・・・・・・長くなったので、次の記事に続きます。
23:08  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2011.07.03 (Sun)

メモリアルフィッシュ①

【BGM:Consolation No.3 F.Liszt】

サイズなんかじゃない。
こういう流れでこういう魚を釣り上げたかった。
そんな一日。

DSC_0242.jpg

めずらしく金曜の夜から徹夜で走る。
桂沢湖から狩勝峠を抜けて。
どうも三笠や夕張のあたりは苦手。森の雰囲気が好きになれない。一人走っていても愉快な気持ちになれないというか。住んでいる方には大変失礼な話かもしれないが、不思議と寂しくなってしまう。夜ならなおさらのこと。人の手が入っているとかいないとか、照明が明るいとか暗いとかではない。これが十勝に入ると一転する。森から平野部へ抜けるあたりがとくにいい。北海道中いろいろ走ってみて、十勝の畑の風景がもっとも好きなせいかもしれないし、初めてフライであげた虹鱒も十勝だったせいもあるだろう。毎週毎週かようたびに親近感が増し、今では暖かく迎えてくれるかのごとく感じてしまう。

川に関してはどうか。お気に入りの支流は何箇所かあるけれど、十勝川本流ではいい思いをしたことがない。水が泥にごりだったり、極端に増水していたり、アクセスがわからずさまよったり。人の姿はあちこちでみかけるけれど、本当に釣れているのかすら確認できないぐらいの距離。いいタイミングでこれなかったのが一番か。去年一度一日かけて探索して結局成果なし。どこが水が多いのかぐらいかしか情報は得られなかった。そもそも意外とどこも流れは強く、フライを流してもまったく釣れる気がしなかったのだから仕方がない。よく釣れたという話はネットであちこちあるけれど、いったいどこなのだろうか。

いつも一人の釣りだから、公開されている情報を目を皿のようにして何度も見返すことはあるけれど、直接聞いたりしたり一緒に行って教えてもらうというのはない。とくに十勝川本流に関しては、だいたいのめぼしはついているのだが、川のコンディションによって極端に左右されてしまうから、1週間前の情報がまったく役に立たないなんていうのはざらだろう。その分、無駄に歩く、走る、釣りをする。前向きにとらえるとちょっとした冒険気分にひたれるというもの。

今回だって最初に入ったポイントは500m以上川岸を下るだけで、竿をだせるポイントが極端に少なく、だからといって魚がでない、そして川岸までせまった深い流れと大きな岩の連続は気分を萎えさせるには十分だった。ただ、最後に開けた流れを流したときにでた1匹のまるまると太った20cmぐらいのオショロコマだけが救いだった。深い森を散策したと思えばいい。

2箇所目のポイントはふと通った橋の上から釣人の姿をみかけたから。2・300m上流に車をとめて牧草地の脇から藪をこいで川岸にたってびっくり。極端に水の量が少ない。ようやく見つけた水の落ち込みで餌釣りのおじいさんとでくわす。毎日このあたりで釣りをしているらしい温厚なおじいさん。興味深げに釣りをしている姿を観察されてしまう。あまりにも水が少なく浅いので、釣れる気がしない。それでも橋のしたの木陰にできたちょっとした深みを探る。8番のスイッチロッドでスカジットラインのシステムでは、ティップをいくら軽くしたってオーバースペックなポイント。それでもウグイフライにかわいい虹鱒がとびでてきた。ああ、十勝川本流での初虹鱒。スカジットシステムでの虹鱒というのも初めてだ。とてもうれしい。サイズは20cmにも満たないのだけれど、この浅い淵で魚が出るぐらいだから、もう少し下流の水の多いポイントへ行ったらいったいどうなるのだろう。
ここで一気にスイッチが入った。

途中別の橋の下で苦労して川岸についたけれど釣りにならず、そしてつり下れず。どうやら大きなポイントは左右交互にでてくるらしいが、都度藪漕ぎして高まきしなければならないらしい。これは体力を消耗する。早々に見切りをつけてバンクをよじ登って車で再度移動。
ここらあたりでつれなければへこたれるかも。早瀬というか、極端に流れが早く押しの強い流れはあっという間にフライラインを流してしまう。何箇所かポイントを流しながら魚のでる場所を想像するけれど、この流れの底を探ることは難しいかも。この場所の最後のポイントで。ロッドディップからラインを下流にのばしてさあキャストという瞬間に2・30cmぐらいの魚がでた。足元でばれたのだけれど虹鱒らしい。かかったのは岸際。この偶然で元気を取り戻して再キャストしたら、また岸際ぎりぎりででた。これも小さいホウライマス。強い流れの早瀬ででることを期待しているのだけれども、実際は岸際ぎりぎり。よく観察してみると、どうやら強い流れで岸がえぐれているというか、急に深く掘れているらしい。そこに魚がいるのか。じゃあ、ちょっとしたのぶっつけの淵、たいしたふかそうにはみえないけれど、きっと魚はいるに違いない。何度もスカジットラインをメンディングしながら岸際ぎりぎりに送り込む。やっぱりでた。サイズは小さいながらに狙ったようにでた。こんな小さなポイントででるなら、はるか下流に見える落ち込み部分ではいったいどんな魚がどれだけでるのだろう。
DSC_0227.jpg


また牧草地から藪漕ぎしてしまった。徹夜明けにはかなりきつい。でもこの期待感はどうにもとめられない。

ちょっと長くなったので次の記事へ続きます。
23:08  |  スペイ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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